2024/7/14 土屋李央Official Channel ~ちゃんりおスペースシップ – 李央の逆襲~エピソードⅡ~

 ○○の逆襲と言われるとクラッシュ・バンディクー2~コルテックスの逆襲~を思い出す。ちょうどナンバリングも2だし。しかしイベントタイトルだけ見るとだいぶなんのイベントかわからないな。

 物販ではアクリルスタンドとフォトブックだけ購入。さっさと入場すると、会社説明会が開かれるようなホールにみっちりと椅子が置かれていた。通路も狭い。
 『こちら、終末停滞委員会。』を読みながら開演を待つ。定刻きっかりにイベントがはじまり(えらい!)、浴衣姿の土屋さんが登場。昼はピンクの浴衣で、夜は青い浴衣だった。どちらも爽やかで瑞々しくて、似合いすぎ。かわいい~。
 登場した土屋さんはそのまま客席の練り歩きをはじめる。ひと一人が通るのがやっとの狭さの通路を、付近のオタクと「近いよねえ!?」なんておしゃべりしたり、ファンサービスを振りまきながら。前方から後方までゆっくりじっくりコミュニケーションをとろうとする。その光景が脳に優しかった。

 土屋さんがホール前方に舞い戻り、改めてイベントスタート。イベント本体も、土屋さんがオタクと一生会話しながらイベントが進んでいく。別に挙手制で喋れるとかでなく、オタクの大きな声に土屋さんが返事をして会話のキャッチボールが発生する。この濃度でひたすら客席と会話してるのは初めてみたかも。
 とりわけオタクとのコミュニケーションへ重きを置く姿勢を感じたのは、昼の部の箱の中身はなんだろなコーナー。よくある目隠しをして箱に手を突っ込んで中身を当てるやつ…の派生形で、目隠しをした土屋さんが箱に手を突っ込んで、更に、オタクの指示を聴いて、与えられた条件を達成してクリアを目指すというもの。箱の中の南京錠の鍵を開けるとか、黒ひげ危機一発で黒ひげを飛ばすとか、そんなお題が設定されていた。じっさいにコーナーが始まるとオタクの大声の指示を信じて土屋さんが手を動かし、お題をクリアしていくのだった。
 夜の部にはアキネータークイズもあった。設定された答えがオタクたちに共有され、土屋さんが「それは〇〇ですか?」と質問し、オタクが「はい」「いいえ」「どちらでもない」とか答えて、正解を目指すというもの。答えがわからないとき、一人ひとりに尋問をはじめる土屋さんが非常に良かった。しかし、オタクに発声させる前提のコーナーばかりだ。オタクへの信頼がすごい。
 オタクが大声で発言しやすい雰囲気なのだけど、それでいて、演者を困らせたり進行を詰まらせるような言葉が全く飛んでこなかったのが素敵に思う。良い現場なんだな。ひょっとしてここ陽キャが多いのかな?
 イベントの終わりぎわ、土屋さんが感極まってしまいそうになったところで「がんばれー!」なんて声が飛んでこなかったことも良いなと思ってしまった。あれだけみんな元気なのに、控えるところは控えるし、お決まりのパターンに沿った言葉じゃなくて、ちゃんと伝えたい言葉を叫んでるんだなって。演者とオタクで一つの良い空気を作り出しているのだなとまじまじ眺めていた。
 
 他にも色々コーナーがあった。土屋さんにお願いを聴いてもらえる、七夕に願いを、のコーナー。言ってほしいセリフのお願いだとか、質問に答えてもらったりだとか、自由。自分は『こちら、終末停滞委員会。』を読んでいたら締切をすぎてしまったので何も提出していません。一緒にラジオ体操がしたいとか提出するつもりだったけど、浴衣だったし、席狭かったし、どちらにせよ不可能だった。
 テーマトークのコーナーでは、与えられたお題について自分のなかで1番と思うもの(例:一番好きな寿司は?えんがわ!)についてのトークが行われた。内容自体は普通のトークコーナーなのだけど、なぜか土屋さんがultra soulを歌った音源がカウントに使われており、声が可愛かった。あざとい女ということを完全には否定できていなかったのがとてもかわいい。
 イベントでよくある遠くから来た人!コーナーから派生した土屋さんのはじめて海外(北京)に行った話でも飛行機に3時間半乗ったのでコナンの劇場版を見てた話をしていた。自分は機内食をゆっっくり食べて、その他に何をしていたかよく覚えていない。機内で上映されているもののチェックはしたな。マリオとかが入っていた。

 その後、ビンゴ大会。昼はデカいサバゲー用の盾、夜はモデルガン?が賞品。土屋さんがくじを回すときの「スタート!」「ストップ!」の声が良すぎ。土屋さんの声がするコインゲーム機があればいいのに。ビンゴすれば賞品をもらえるわけではなく、そこから更に運が絡む形式。しかしビンゴすると土屋さんから愛をこめて投げキッスが贈呈される。自発的に。自発的にこんなに投げキッス配りまくる人はじめて見た。「んーまっ」って口に出してる人もはじめて見た。僕はビンゴには程遠かったです。

 イベント最後はお歌のコーナー。ギターの人も入って、アコースティックなセットで土屋さんのお歌が披露される。お昼の部は『ストロボメモリー』と『Reach For The World!!』。 夜の部は『藍二乗』と『Forever Friends』。『藍ニ乗』のカバーが自分にとってはとても嬉しかった。原曲が大好きで、いっときずっと聴いていたから。それでいて、土屋さんの歌う『藍二乗』は聴いていて驚くほど気持ちがいい。頭をゴリゴリとマッサージされるような感覚で、自然に涙がこぼれそうだった。土屋さんの歌声、好きなのかも。
 『Forever Friends』そのものは自分は通ってこなかったけど、DIALOGUE+JAM2に『Can now, Can now』のカバーを聴きに行ったおかげで、そこで披露された『さよならレディーメイド』の方をよく聴いていた時期がある。当時は土屋さんのことを全く知らなかった。今こうしてイベントに参加していることが感慨深いし、土屋さんが大切にしている歌とその想いを聴けて、幸せに思う。ちょっとしたエモ泥棒かもしれないけど許してほしい。

 夜の部の終演前の挨拶で、土屋さんの正直な気持ちをまっすぐな言葉で伝えられて、それまで感じていた疑問などなどが氷解していった。
 とりわけ挨拶のなかで印象に残っているのは「(ファンの)みんなが大好き!」ということをはっきり何度も言葉にされていたこと。ファンのみんなが好きでいてくれる自分が好き、ファンが可愛いと言ってくれる自分はかわいい、そう思えるようになった、と。だから、ファンのみんなが大好きとはっきり言えるし、行動も伴ってくるのかな。カッコいい人だな、と思った。
 自分を知ってくれた作品という話題のなかで、CUE!とシャニマスに並んで、ポルプリの名前を出してくれたのも素直に嬉しい。私はポルプリから知った人そのものだから。

 土屋さんが見守るなかでオタクたちが規制退場していく。楽しかったよ~とお互い手を振り合いながら。今回はお見送りないよ~ってイベント案内に書いてあったけれど、これお見送りとは何がどう違うんだろう。ありがたいけど!最後まで土屋さんらしさに溢れている。
 
 帰り道、初めて土屋さんをイベントで拝見したときの感想が土屋さんのオタクって幸せなんだろうな〜だったことを思い出していた。


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